■ついに戦争にまでいってしまった同時多発テロ事件について、強者であるアメリカや先進国側からの論理ではなく、発展途上国側の弱者の立場にたって、できるだけ、わかりやすく書いてみようと思います。とても1回では書ききれないので、何回かに分けて書いていきます。
ご意見などございましたら、是非お寄せ下さい。
今回のテロ事件の犠牲になった方々、そして、現在日々犠牲になっているアフガニスタンの方々に哀悼の意をささげます。
●テロってなんだろう。なんでテロをやるのか。
今回の事件のように、一般の市民を巻き込んだ無差別の攻撃で、標的は普通の街角だったり、ビルだったり、電車やバスだったりするので、我々一般の市民が巻き込まれます。
原因は、政治的対立、宗教上の対立、その両方がからみあった形などがありますが、少数派が正面から対抗できないので、テロという形で、自分たちをアピールします。
その目的は、自分たちのアピール、相手側の勢力やイメージダウン、単なる報復などが挙げられます。
とても大切なことなのに、我々一般市民には、なんの証拠も提示されないので、とても疑問なのですが、仮にビンラディン氏が犯人だとすると、これだけ、世界中が騒ぎ、そしてアメリカ・ブッシュ政権がそれにのって、愚かな行為を行うことは、犯人側の思うつぼだと思います。
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●テロをなくすには、どうすればいいんだろうか。
世の中には、いろんな民族がいて、様々な主義・主張や宗教などがあります。日本とは違い、一つの国の中にそれぞれが共生する国もとても多くあります。
こうした民族・主義・主張・宗教の違いによる差別や多数派が少数派をおさえつけたりすることによって、テロは生まれるので、こうした差別をなくし、当然、少数派や弱者とも話し合いをもち、問題を解決していくこと、世界の中の国と国でも同様で、ほんの一握りの先進国が、勝手なことをするのではなく、強国が弱国をおさえつけるのではなく、発展途上国の意見をとりいれ、また、さらに先進国と途上国との差をなくすように、努力していくことが大切です。
テロという暴力に対して、暴力で答えることには、さらなる暴力の悪循環を生むだけで、なんの解決にもなりません。
仮に今回の犯人やその組織を暴力によって抹殺したとしても、根本問題を解決しない限り、新たなるテロ組織はまた生まれ、第2、第3のビンラディンは生まれてきます。
テロという行為は、断じて許せませんが、声明などをとおして、彼らの言ってることは、もっともなことも多いです。
また、ビンラディンの組織がイスラム過激派、イスラム原理主義ということで、世界中で多くのイスラム教徒がいじめられ、迫害をうけています。罪のない一般イスラム教徒が差別されないようにしないといけません。
今回は、これまでにします。次回はイスラム教についてか、アメリカはなんで、アフガニスタンで戦争をするのか。
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